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税理士への近道

税理士になる方法

税理士になるには数パターンあります。

・税理士試験で5科目取得する
・税務署に一定年数勤める
・大学院に行って数科目免除

かなりアバウトに書きましたが一般的によく知られているのは、これらではないでしょうか?

その1 税理士試験で5科目取得する

一番目については、正攻法の手段ですね。

詳しくはこちらを参照してください。
http://zeirishi-get.com/examin.php

しかし、全ての科目の合格率が10%前後の試験。
仮に1年に1科目ずつ勉強したとしても、5年間も続けて10%の合格率に当選するでしょうか?

確率の問題ではないのですが、単純に計算すると5年間で1科目ずつ合格する確率は10万分の1です。

もちろん、勉強次第ではこの確率はいかようにも縮めることはできますが、近道とは言えませんね。


その2 税務署に勤める

次に「税務署に一定年数勤める」ですが、税務署に10年間勤務しますと、税法科目が免除になります。
つまり会計科目の簿記論と財務諸表論さえ取得すれば、税理士登録が出来ます。

また税務署に23年間勤めた方の場合、さらに会計科目も免除されますので、全く税理士試験を受けなくても税理士になれます。

いわゆる税務署OBの税理士です。

日税連が平成20年に発表したデータによると全体の約20%が、この税務署OBとのことですが、登録方法でみると税務署OBの方が半分くらいであるとも言われています。このズレの原因は、税務署OBの税理士は高齢で開業することが多いので、営業できる期間が短いのが主と思われます。

しかしながら、現在税理士を目指している人にとっては、10年や23年も税務署に勤めるなんてなかなか考えられないことかもしれません。

そもそもこちらも近道というテーマに沿ってません。


その3 大学院に行って数科目免除

では、何が近道なのかというと、ここからが本当のテーマなのですが、大学院に行っても税理士科目が免除されるんです。
もちろん、どの大学院でも良いわけではないのですが。

現在の規定によると、会計に関する学位を取り、尚且つ会計科目1科目(簿記論もしくは財務諸表論)を取れば、もう1つの会計科目が免除。

また、税法に関する学位を取り、尚且つ税法科目1科目を取れば、他の税法科目2科目免除になります。

大学院は前期課程と後期課程があり、前期が2年、後期が3年です。
前期課程終了で免除になります。

つまり、4年間大学院に行き、その4年間で2科目合格できれば5科目揃うこととなります。

1年で1科目ずつ、合計5科目を取るよりも早くそして確実に5科目を取得することがでます。

また大学院には社会人コースがあるところも多く、そういった大学院では授業が夜間や土日に集中的に設定されていることが多いです。
つまり働きながら大学院を修了することができます。

実際この情報を教えてくれた税理士の方は、大学院と税理士事務所さらには税理士予備校の3つを掛け持ちしていました。

さらにこの方法のメリットは大学院を前期課程のみで修了しても、新卒扱での就職活動できるということです。
万が一、勉強の途中で税理士以外のやりたいことが見つかったとしても方向転換が容易なのです。

この情報を教えてくれた税理士さんの当時の同級生の方には、年齢は20代後半であるにもかかわらず有名上場企業や外資系証券会社に就職した人もいます。

さらに5科目揃っていれば、もし会社を辞めても、税理士事務所で実務経験を2年間積めば税理士として独立開業出来るという保険まで付いてくるのです。

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